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平和の探求
暴力のない世界をめざして


木戸衛一 長野八久編著


定価2000円+税
A5判並製 201頁

ISBN978-4-7592-6712-9 C0036


2003年春、理不尽にも始まったイラク戦争に対して研究者・学生に何ができるのかという問題意識が出発点となって、大阪大学国際教養科目「平和の探求」は開講されてきた。 平和を実現するための学問的な努力は戦争に代表される直接的暴力だけではなく、飢餓・貧困・差別・搾取・抑圧といった構造的暴力、文化的暴力の問題を解明する必要がある。 本書は「平和の探求」を担当してきた教員20人が、人文・社会・自然科学それぞれの専門的見地から学際的に平和の問題を論じたものである。

◆もくじ
発刊にあたって 長野八久
第1部 序論 第1章 「平和」とは何か*木戸衛一

第2部 戦争の諸相
第2章 平和維持とグローバル化  イラクへ派兵されるモンゴル人将校*今岡良子 
第3章 戦争の原因としての経済問題*大西広
第4章 戦中・戦後の大阪帝国大学*小森田精子
第5章 第一次世界大戦と平和*藤本和貴夫

第3部 民族と国家の相剋
第6章 パレスチナ人の苦難から考える正義 長期にわたる難民化と占領下の生活*清末愛砂
第7章 多民族社会の平和  ロシア連邦のケースから考える*伊賀上菜穂
第8章 人はなぜ「歴史」をめぐって争うのか? 「国家」と「民族」の陥穽*桃木至朗
第9章 日本社会の北朝鮮認識を検証する*康 宗憲

第4部 現代社会の不安
第10章 子どもと生活の平和  家庭と地域における居場所の喪失を考える*小伊藤亜希子
第11章 医学・医療と平和*杉田義郎
第12章 地球規模で平和を脅かす環境破壊*岩本智之
第13章 現代日本社会と立憲主義 過去と現在*三阪佳弘
第14章「勝ち組・負け組」を越えて  私たちの生き方から国際政治まで*木戸衛一

第5部 平和への途
第15章 平和の実現 人間の進化から見た根拠*長野八久
第16章 多文化社会における他者受容の問題  ドイツの「異文化間教育」をめぐって*我田広之
第17章 芸術と紛争転換 平和創造のために不可欠なものとは何だろうか*奥本京子
第18章 「絶対的生命観」と平和の構築*湯浅精二
第19章 最強の安全保障政策とは何か*天木直人
第20章 オルターグローバリゼーションの思想*望月太郎

あとがき*木戸衛一


●筆者略歴  編著者
木戸衛一
大阪大学大学院国際公共政策研究科准教授 専門分野はドイツ現代政治 編著書として『占領改革の国際比較』(共著、三省堂、1994年)、クリストフ・クレスマン『戦後ドイツ史』(共訳書・未来社、1995年)など。

長野八久    大阪大学大学院理学研究科教授
今岡良子    大阪大学世界言語研究センター
大西 広     京都大学大学院経済学研究科
小森田精子   元大阪大学大学院理学研究科
藤本和貴夫   元大阪大学大学院言語文化研究科、大阪経済           法科大学学長
清末愛砂    大阪大学大学院国際公共政策研究科
伊賀上菜穂   大阪大学非常勤
桃木至朗     大阪大学大学院文学研究科
康 宗憲     立命館大学非常勤
小伊藤亜希子 大阪市立大学大学院生活科学研究科
杉田義郎    大阪大学保健センター、大学院医学系研究科
岩本智之    元京都大学原子炉実験所
三阪佳弘    大阪大学大学院高等司法研究科
我田広之    大阪大学大学院言語文化研究科
奥本京子    大阪女学院大学国際・英語学部
湯淺精二    元大阪大学大学院理学研究科
天木直人    元駐レバノン大使)
望月太郎    大阪大学大学教育実践センター

 


 

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