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人権と保育4
子どもの人権力を育てる
尊敬を軸にした人権保育

 

 

玉置哲淳著

 

B5判並製 158頁
定価2000円+税

978-4-7592-2248-7
C0037

 

「普通の保育としての人権保育」を説く著者がその内実の中核に「子どもの人権力」を提案。尊敬、公平、反偏見の3つを人権のトライアングルとし、「尊敬」を中心に具体的に論述。乳幼児期からの人権保育の新しい方向性を探る。

●主な目次
まえがき──本書の概要とねらい
◆第1部 人権保育の考え方と方向性
1章 乳幼児期こそ人権保育を
    1.乳幼児からの人権保育は無理か
    2.子どもの危機と子どもの人権の視点
    3.人権教育のための3つの課題
2章 乳幼児の人権を正しく理解しているか
    1.「乳幼児の人権理解」の5つの課題─何が問題か
    2.乳幼児は権利の主体か──乳幼児の人権論1
    3.権利の主体として子どもを見るとは──乳幼児の人権論2
    4.子ども未熟論は正しいか──乳幼児の人権論3
    5.乳幼児は社会的偏見に出合っているか──乳幼児の人権論4
    6.子どもを尊敬する保育とは何か──乳幼児の人権論5
    7.子どもをヒトと見なす人権保育の展開を
3章 保育所保育指針と人権保育──保育内容を考える視点として
    1.保育所保育指針を読む──今回の改訂のポイント
    2.保育所保育指針をどう考えるか
    3.人権保育の方向──子どもの人権力の育ちを軸にする
    4.人権力の視点に立つと
    5.人権保育の内容編成の方向
    6.人権力の育ちに焦点を当てると見えてくること
    資料 人権教育の指導方法等の在り方について[第三次とりまとめ](抜粋)
4章 人権保育のきっかけと実践の方法
    1.人権力を育てる実践のきっかけ
    2.基本的な保育の方向・目標を整理する──ツリーを使って
    3.人権保育の方法──ウェブを使って

◆第2部 どのような人権力を育てるか
5章 自己への尊敬を追求する子ども―尊敬の視点1
    1.自己への尊敬の理解と保育の目標
    2.自己への尊敬を保育の目標として理解する
    3.自己への尊敬を追求する行動の発達
    4.自己への尊敬を育てる保育の方法
6章 他者への尊敬を追求する子ども―尊敬の視点2
    1.他者への尊敬と人権力
    2.他児への尊敬を育てるチェックポイントと保育の目標
    3.他者への尊敬を育てる保育の方法──3つの活動を基点に
    4.活動のなかで他児への尊敬を育てる
    5.豊かな仲間のイメージを育て豊かな仲間の関係を
7章 命に軽い重いはないと感じる子ども―尊敬の視点3
    1.命の尊敬と人権──命への尊敬を追求する子どもを
    2.生きていることを感じる(@-1〜@-7)
    3.他者の支えで生きる自分の命(A-8〜A-12)
    4.他者の命を大事にする(B-13〜B-19)
    5.他の生物の命との関係を理解する(C-20〜C-26)
    6.「命に軽い重いはない」を育てる(D-27〜D-29)
    7.命を教える保育方法
    8.保育者の感性こそ
8章 言う力・聞く力をもつ子ども──尊敬の視点4
    1.言う力・聞く力と人権力
    2.言う力・聞く力のチェックポイントと保育目標
    3.言う力・聞く力を育てる方法
9章 公平(フェア)の行動力と概念の獲得
    1.公平性の追求は人権教育の成否を決める
    2.保育において公平性はどのように問題となっているか
    3.公平性の感覚を育てる保育の考え方と方向
    4.公平性を追求する子どものチェックポイントと目標
    5.モノの独占・貸し借りをどうとらえるか──公平性を獲得するために
    6.順番と分配をとおして自他の関係を学ぶ
    7.公平の概念を使う子どもたち
    8.公平性を実現していく方法
10章 ステレオタイプへの対応力
    1.ステレオタイプへの取り組みがなぜ必要か
    2.偏見と幼児の結びつきを考える2つの視点
    3.乳幼児の見える偏見と見えない偏見
    4.乳幼児の偏見には独自の構造が
    5.偏見をなくしていくためのチェックポイントと目標
    6.保育者の直接的なかかわり方から──偏見に取り組む1
    7.遊びや生活をとおして──偏見に取り組む2
    8.偏見のイメージをゆさぶる──偏見に取り組む3
    9.偏見に取り組むことで人権保育が豊かになる
11章 地域で育む人権力
    1.「家庭か、幼稚園・保育所か」を超えて
    2.人権保育は保・幼・小の接続の視点をもつ必要がある
    3.家庭の人権教育のために保育者ができること
    4.家庭の子育てと人権力──理念型交流
    5.家庭の子育てと人権力──実践型交流
    6.年齢を考慮した家庭での人権保育
    7.交流をとおして
終わりに──人権保育計画の発展のために
    1.子どもの同行者としての教師・保育者・親の視点が人権保育の土台
    2.子どもと向き合うなかから人権保育の必要性を確かめる
    3.人権保育の普遍性
    4.子どもの安全教育と人権教育の普遍性
    5.ちょっとした勇気を
本書の引用参考文献
資料 1.児童憲章
     2.子どもの権利条約(抜粋)
    3.人権保育のチェックポイントと目標の一覧

 

●著者略歴
1944年、大阪生まれ。大阪大学文学部卒業。教育学博士。現在、大阪教育大学教授。幼児教育課程論、幼児の遊び論、人権保育論などを研究。著書・訳書は『人権保育カリキュラムの研究』『人権保育とは何か』『ななめから見ない保育』『幼児・小学生の人権プロジェクト支援ガイド』他多数。

 


 

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