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皮革(かわ)の歴史と民俗

 

 

のび しょうじ 著

 

四六判並製 322頁
定価2200円+税

978-4-7592-4054-2
C0021

 

江戸時代を中心に、中世後期から近代初頭に至る皮革の歴史と民俗を豊富な資料を読み解いて考察。履物、太鼓など皮革関連業についての新知見や、部落史の理解に欠かせない皮革の基礎知識を盛り込んだ前近代皮革史の基本図書。

●主な目次
序 皮革史のポイント―本書の要約
 一 皮革は初歩的な事実と技術さえ明らかでありません
 二 誕生時から皮革と結びついていた「穢多」
 三 「かわ」はどのように研究されてきたか
 四 本書が明らかにしたこと
第一部 皮革業の歴史的展開
1章 中世後期“皮”をめぐる歴史民俗
 一 郷に従属する獣皮処理
 二 地域・村落祭祀の中の“皮”
 三 中世鞣し技術の到達点
 四 板目皮についての考察
2章 近世後期大坂の皮革・関連業
 一 大坂入津原皮の実態
 二 後期渡辺村の皮革業段階
 三 府域皮田村全域を巻き込む皮革関連業
 四 牛馬付属小間物扱い
 五 皮革加工業の数々
 六 後期中河内で起こったこと―食肉の村の形成
3章 後期原皮流通と渡辺村皮問屋
 一 「売支配」皮問屋
 二 取引の実際
 三 問屋の構成
 四 遠隔地原皮集積のあり方
第二部 皮革のモノ語り
4章 毛皮―もう一つの世界公益史
 一 毛皮が作ったアメリカ資本主義
 二 毛皮の語るサンタン・アイヌ・和人―北方からの日本史
5章 忘れられた日本の沓 綱貫
 一 ちょっぴり研究史
 二 「綱貫」登場―大和国の場合
 三 大坂の綱貫商売
 四 綱貫普及の地域差という問題
 五 綱貫行商人大和国口吉野下淵久四郎
 六 現物の綱貫からさぐる
 七 最大の不思議―猪から牛革仕様へ
 八 近代の綱貫とその終焉
6章 関西太鼓の歴史的素描
 一 諸前提
 二 タイコの分類
 三 旦那場制の下にある「太鼓」営業・張替権
 四 太鼓作り・張替は祭礼に組み込まれた神事
 五 太鼓「皮」作り
 六 近世初頭〜前期の関西の太鼓師たち
 七 渡辺村の太鼓屋・細工人
7章 中世銘太鼓の現況
 一 若干の予備的考察
 二 神仏具と農祭具の「太鼓」邂逅
 三 寸胴太鼓という新しい分類
 四 どのような種類の中世太鼓が現存するか
8章 蹴鞠と被差別民の技
 一 蹴鞠とは
 二 現状
 三 鞠の構造
 四 蹴鞠における沓の問題
 五 歴史的な流れ
 六 被差別民との深い関わり
第三部 皮革史の基礎知識
9章 「かわ」と皮革史の概説―諸説の批判を通して
 一 「かわ」の特質と利用
 二 「鞣し」の意味と特性
 三 播州高木村と大坂渡辺村
引用・参考文献
皮革史基本文献

●著者紹介
西播地域皮多村文書研究会会員
大阪の部落史委員会委員
[著書]
『食肉の部落史』(明石書店 1998年)
『被差別民たちの大阪 近世前期編』(解放出版社 2007年)
『部落史史料選集』第2巻 (共著 部落問題研究所 1989年)
『新修 大阪の部落史』上巻 (共著 解放出版社 1995年)
『部落史の再発見』 (共著 解放出版社 1996年)
『部落史における東西』 (共著 解放出版社 1996年)
『絵図の世界と被差別民』 (共著 大阪人権博物館 2001年)
『太鼓・皮革の町』 (共著 解放出版社 2002年)
その他、論文多数

 


 

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