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続かくれスポット大阪

 

 

吉村智博 著

 

四六判並製 125頁
定価1300円+税

978-4-7592-4223-2
C0025

 

大都市大阪は、近代に入り往還や街道、河川のいくつかも整備され、文化の普及とあわせて人的な交流も盛んにおこなわれていった。
しかし、華やかさばかりでない面についても出てくることになる。
 それらは、墓所、火葬場などの共同利用施設、塵芥処理場、屠場など食と排泄にかかわる衛生施設、
避病院や監獄など隔離収容施設、遊郭などの遊興施設として、近代の都市空間から峻別され形成された。
そして部落やスラム、寄せ場に近接ないし内部に重層的に組み込まれ、外形的な平等・公平を担保する
日本型「市民社会」(物理的に市街中心部とその周縁)へと転形していくことになる。
 一方で、部落や貧困、スラム、寄せ場などの生活環境を改善・矯風していくための具対策も実践されてくる。
それには、内務省官僚、行政警察関係者、社会事業家、宗教家、教員などがその役割をになった。
 前著『かくれスポット大阪』のエリアをもう少しひろげ、加えて社会事業をになった歴史上の人物にややシフトして街歩き(紹介)をしたい。

 

◆もくじ

序論 都市大阪のなかの差別

●続 トピックス編●
監獄署と博物場
市民館と社会部
避病院と済生会
善隣館と愛染園
太鼓と皮革
公教育と私教育
水平と融和
焼土と住宅
仮小屋と生活館
紹介所と自彊館
労働者と診療所
勤労と就学

補論 近代地図から読み解く都市大阪
 はじめに
 1 大阪市区改正とその変遷
 2 衛戍地としての城趾
 3 身体の規律と学校・工場・監獄
 4 交通網の整備と鉄道・橋梁
 5 遊興空間の再編と文化
 6 四カ所・七墓と摂津役人村
 おわりに

 

●著者略歴

吉村智博(よしむら ともひろ)

1965年1月 京都市生まれ
1988年3月 立命館大学文学部史学科日本史学専攻卒業
2012年3月 大阪市立大学 博士(創造都市)取得
 専攻は、都市周縁社会史
 現在、大阪市立大学特別研究員、大阪教育大学非常勤講師

[主要著書]
『かくれスポット大阪』解放出版社、2013年
『近代大阪の部落と寄せ場−都市の周縁社会史』明石書店、2012年
『釜ヶ崎のススメ』(共著)洛北出版、2011年
『もっと知りたい 部落の歴史・近現代20講』(共著)解放出版社、2009年

 


 

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