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希望ふたたび

阪神・淡路大震災で逝った息子のただ1通の手紙から



加藤りつこ 著

 

四六判並製 246頁
定価1500円+税

978-4-7592-6769-3
C0036

 

息子(神戸大学法学部2年生、21歳)を震災で亡くしぼう然自失の日々を過ごした著者が、息子の残したただ1通の手紙がマスコミに取り上げられたことでさまざまな出会いを重ね、生きる望みを取り戻していくさまを綴る。

 

◆もくじ

まえがき

第一部 加藤貴光の生と死

第一章 誕生から幼児期
 生まれてきてくれて、ありがとう
 子育ての日々
 大の仲良しと幼稚園へ

第二章 小学校から中学校
 「アカンタレ坊や」返上
 赤ペンの力
 祖母への優しさ
 祖父の死
 お弁当の感想
 子どもの力を引き出す一言

第三章 高校から大学
 亡き祖父が見守る自転車通学
 国連職員になる決意
 父との見えない溝
 浪人生活は「神様からのご褒美」
 浪人をして人間的成長
 神戸大学合格祝いの家族旅行
 ポケットの手紙
 落合信彦氏からの刺激
 ESSへの参加
 日本国際学生協会(ISA)への参加
 ISA神戸支部委員長に
 震災前の多忙

第四章 慟哭の始まり−阪神・淡路大震災
 震災当日
 西宮市・夙川へ
 貴光の死
 言い尽くせぬ悲しみ

第二部 絶望から希望へ

第五章 出会いの原点
 息子の手紙が読売新聞全国版に掲載
 Aさんとの出会い
 広島テレビ放送との出合い
 神戸大学法学部の学友との出会い
 新聞読者から毎日放送ラジオへの投書

第六章 自分を見つめる場・赤い屋根
 不思議なシンクロ
 ママの夢
 アイビーの花言葉

第七章 今も続く心の支え
 神戸大学ESSサークルの友…西田直弘さん
 神戸大学ESSサークルの友…二宮奈津子さん
 ISA(日本国際学生協会)の友…山口健一郎さん
 支えるということは、互いに同等の力で押し合うこと…松本久子さん
 人は二度死ぬ/亡き子への手紙/かたちは違えど共有できた苦しみ/助けることは助けられること/落合信彦さんとの出会い/苦しみの土壌を耕して咲いた花
 「親愛なる母上様」あの手紙が歌に…音楽家・奥野勝利さん

第八章 雪解けの季節
 一から始まる悲嘆の日々―東日本大震災
 情熱の人、風の人…毎日新聞記者・中尾卓英さん
 「ヒューマンライツ部のお母さん」と呼ばれて…盈進中高ヒューマンライツ部
 息子の死から一七年目に出会った一七歳/出会いを紡いで
 新たな居場所−広島と福島を結ぶ会

あとがき


●著者略歴

加藤りつこ(かとう りつこ)

 1995年1月17日未明に発生した阪神・淡路大震災で、一人息子(当時神戸大学法学部2年21歳)を亡くす。
 生きる気力を失い、茫然自失の日々をさまようなかで、息子が大学入学時に母親宛てに書いた手紙が、彼の死後マスコミで紹介され全国で反響をよぶ。
 各方面からの依頼で講演活動が始まる。
 また、その手紙と偶然に出合って衝撃を受け手紙に曲をつけた音楽家・奥野勝利さんと2008年に出会い、今では彼と2人のコンサートと語りのジョイントも行っている。
 2012年4月、「広島と福島を結ぶ会」を設立し代表となる。
 東日本大震災で被災した人々や、原発事故で今もなお傷つき苦しみを抱えて生きている福島の方々と交流しながら支援を続けている。

 


 

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