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生き抜け、その日のために
長崎の被差別部落とキリシタン

 



山文彦 著

 

四六判上製 341頁
定価2200円+税

978-4-7592-5037-4
C0093

 

 1945年8月9日、長崎に原爆が投下される。爆心地は、被差別部落であった。
この地に生まれた磯本恒信は、母からの「出自を名乗るな」という戒めを破り、
長崎における部落解放運動の発展に邁進していく。
 他方、スペインから日本に渡った結城了悟(ディエゴ・パチェコ)神父は日本二十六聖人記念館を開館、
初代館長を務めると同時に、長崎に残る膨大な史料を発掘、整理。
大きな功績を残し、被差別部落民とキリシタンのあいだで歴史的和解をめざした。
 のちに部落解放同盟長崎県連副委員長となる中尾貫は、初代委員長である磯本恒信を支え、同和教育運動に力を注いでいく。
 この三人が、1979年に起きた世界宗教者会議での差別発言事件をきっかけに出会い、
被差別部落民とキリシタンとの歴史的和解へ向けて動き始める。
 平和を希求し差別と闘い続けた三人と、
その想いに呼応する多くの人びととの熱く静かな、祈りにも似た壮大な物語。

 

●もくじ

 

第一部

第一章 原爆が投下された
第二章 水平社のまぼろし
第三章 生きていく青春
第四章 破戒
第五章 キリシタン弾圧と解放運動の出発

第二部

第六章 救世主あらわる
第七章 運命の浦上天主堂
第八章 真実を見よ

第三部

第九章 めぐり会った両者
第十章 幸いなる再会
終章 神父、最後の日々

あとがき

 

【著者略歴】

山文彦(たかやま・ふみひこ)
1958年、宮崎県高千穂町生まれ。法政大学文学部中退。2000年、『火花―北条民雄の生涯』(飛鳥新社、2000年)で、第22回講談社ノンフィクション賞、第31回大宅壮一ノンフィクション賞を同時受賞。著書に『水平記―松本治一郎と部落解放運動の100年』(新潮社、2005年)、『父を葬(おく)る』(幻戯書房、2009年)、『どん底―部落差別自作自演事件』(小学館、2012年)、『宿命の子―笹川一族の神話』(小学館、2014年)、『ふたり―皇后美智子と石牟礼道子』(講談社、2015年)など。

 


 

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