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父はハンセン病患者だった

 


 

林 力 著

 

四六判 213頁
定価2200円+税

978-4-7592-6774-7
C0036

 

福岡県の同和教育運動の開拓者で、現在、ハンセン病元患者家族国賠訴訟の原告団長である著者は、ハンセン病者である父を隠しつづけた過去をもつ。父への思いと差別への恐れの間で悩み、父を公表するまでの葛藤を赤裸々に綴る。

●もくじ


まえがき
T 父の発病、私の少年時代
窮境のなかでの発病/博多での長屋生活/「くされの子」と言われて/父の「出立」/夜逃げ/東京での短い生活/博多に舞い戻る/「父は死んだ」と答えて/「小島の春」の上映/父の帰宅の三日間/改 姓
U 戦争、生死の境のなかで
入 隊/末松軍曹のこと/非情な上官/敗戦で見たこと
V 教員、私の光と闇
復 員/戦災孤児らとの格闘/父に会いに/面会所/初登校日のこと/「よか先生」/生活窮迫の子どもたち/早朝の校舎見回り/職員室の大火鉢を囲んで/「小学校のころは楽しかったなぁ」/夫婦げんかの仲裁/ピアノ泥棒/いまは哀しい「愛のムチ」/初恋無惨/別人になった父/プロミンの登場/全患協の結成/痛ましい事件/二度目の父の帰宅/立ちはだかった医者たち/母を連れて星塚に
W 父の死、私の告白
福岡市長選挙差別事件/すべての出発/ある打診/父の寺院建立の努力/父の死/父を語りはじめる
あとがき

 

【著者略歴】

林 力(はやし ちから)

 1924(大正13)年、長崎県生まれ。福岡の小学校、高等学校教諭などを経て、2000年3月まで九州産業大学教授。その間、福岡県同和教育研究協議会会長、全国同和教育研究協議会副委員長などを歴任。そのほか九州大学などの非常勤講師を務めた。フィリピン国立ミンダナオ大学名誉博士。
 現在、福岡県人権問題講師団講師、あらゆる差別をなくす福岡県民会議会長、福岡県人権研究所顧問、ヒューマンライツ福岡市民会議会長、国連NGO横浜国際人権センター理事、福岡県ハンセン病に学ぶ会世話人代表。
 著書に『解放を問われつづけて』(明治図書出版、1974年刊)、『差別認識への序章』(あらき書店、1981年刊)、『若き教師たちへ―「同和」教育運動で学んだこと』(解放出版社、1988年刊)、『癩者の息子として』(明石書店、1988年刊)、『人権百話』(解放出版社、1993年刊)、『父からの手紙―再び「癩者」の息子として』(草風館、1997年刊)、『人権いろいろ話』(福岡県同和教育研究協議会、2001年刊)、『山中捨五郎記―宿業をこえて』(皓星社、2004年刊)、『人権50話』(解放出版社、2007年刊)、『つれづれの人権日記』(自費出版、2011年)、その他、福岡県人権研究所機関誌『リベラシオン』への寄稿文多数。

 

 


 

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