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AIと差別

 



反差別国際運動(IMADR)編

 

A5判 76頁
定価1000円+税

978-4-7592-6795-2
C0336

 

人間が作ったAIが、時に差別や偏見を助長する可能性が指摘されている。本書では、AIの持つ機能と特性を読み解きながら、差別を拡大させるメカニズムにアプローチする。3人の研究者によるパネルディスカッションも掲載。

 

●もくじ


第T部 基調講演&コメント

【基調講演】
AI 時代の差別と公平性   成原 慧
 はじめに  
 AI の学習は予見や制御が困難 
 国際的なガバナンスの枠組みが必要に 
 なぜAI は差別をしてしまうのか 
 データの偏りがAI の差別要因に
 バイアスの再生産や不正確な予測なども影響
 AI は人間を属性の束として捉える
 人間の尊厳と個人の自律の尊重がAI 開発の原則
 AI の公平性に関する規範への各国の取り組み
 AI の判断における法的義務とは
 AI における公平性は、社会で広く議論されるべき 

【コメント1】
「AI と差別」という問題系   明戸 隆浩
 「AI に責任を帰属させる」問題について
 高輪ゲートウェイの「AI さくらさん」をめぐる問題
 AI による差別を4 つに類型化する 
 AI をどうデザインするか 

【コメント2】
統計的差別について   堀田 義太郎
 はじめに  
 統計的差別とは何か  
 統計的差別はいつ悪くなるのか  
 おわりに  

第U部 パネルディスカッション
 【パネリスト】成原 慧×明戸 隆浩×堀田 義太郎
 【司会】宮下 萌

 反差別をどうデザインするか?  
 AI による差別の特徴とは?  
 個人のセグメント化について  
 AI において配慮されるべき公平性とは何か 
 専門家間の繋がりを  
 我々はAI をどう使うべきか  
 質疑応答  

第V部 付録

「国際的な議論のためのAI 開発原則」(2017 年7 月)
「AI 利活用原則」(2018 年8 月) 
参考文献・資料

 


【講師等プロフィール】

講師:成原 慧(九州大学准教授、情報法)
九州大学法学研究院准教授。専門は情報法。東京大学大学院学際情報学府博士課程単位修得退学。東京大学大学院情報学環助教、同客員研究員、総務省情報通信政策研究所主任研究官等を経て、2018 年より現職。インターネット上の表現の自由やプライバシー・個人情報に関する法的問題のほか、最近では人工知能(AI)・ロボッに関する法的問題の研究にも取り組む。おもな著書に『表現の自由とアーキテクチャ』(勁草書房、2016 年)、『AI がつなげる社会—AI ネットワーク時代の法・政策』(共編、弘文堂、2017 年)、『人工知能と人間・社会』(共編、勁草書房、2020 年)ほか。

コメンテイター:明戸 隆浩(法政大学特任研究員、社会学)
法政大学特任研究員。2019 年度まで東京大学大学院情報学環特任助教。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。専門は社会学、社会思想、多文化社会論。おもな著書に『排外主義の国際比較』(共著、ミネルヴァ書房、2018 年)など。訳書にエリック・ブライシュ『ヘイトスピーチ』(共訳、明石書店、2014 年)など。

コメンテイター:堀田 義太郎(東京理科大学講師、哲学・倫理学)
東京理科大学講師。大阪大学大学院医学系研究科博士課程修了。日本学術振興会特別研究員などを経て、現職。専門は哲学、倫理学。近年はおもに差別論を研究。おもな著書に『老いを治める—老いをめぐる政策と歴史』(共編、生活書院、2011 年)、『差異と平等—障害とケア/有償と無償』(共著、青土社、2012 年)など。主な翻訳に『差別はいつ悪質になるのか』(デボラ・ヘルマン著、共訳、法政大学出版局、2018 年)。

コーディネイター:宮下 萌(IMADR、弁護士)

 


 

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