(2002/03/14up)
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◆新たな戦争の世紀へ◆
目取真俊 十一月の中旬、夜の辺野古の街を歩いた。二、三日前に、普天間基地「移設」という名目で進められている海上基地建設の場所と工法をめぐって行政委員会が開かれ、県内外から二十人ほどの報道陣が訪れて緊迫した雰囲気があったコミュニティーセンターやその周辺の歓楽街は歩く人もなく、晩秋の風が冷たい。坂を上がって街の中を歩くと、建ち並ぶスナックで開いているのは半数もない。ペンキの剥げた壁の横文字。降りたまま錆びていくシャッター。まばらに灯りのともった店からは、英語のカラオケが聞こえてくる。大声で話しながら通りを歩く米兵のグループとすれ違ったのも二回だけ。軽食を売っている店の前に座り、ヤキソバやチーズバーガーを待っている兵隊たちはみな二十歳前後だ。夜なのにカウボーイハットをかぶり、うつむいて注文の品を待っている白人の若者。幅の広いジーンズをはいて立ったまま話し続けている黒人の若者。意外と小柄で、筋肉もまだ十分についていない彼らも、これから海兵隊の兵士として鍛えあげられていくのだろう。 |
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